膿がたまったもの(膿瘍)を皮膚を切って膿を出す(切開排膿)や巻き爪(陥入爪)の治療、また粉瘤の切除など小外科と言われる治療を行います。

診療例

切開排膿

膿が溜まっているものを膿瘍と呼びます。膿瘍の原因は細菌感染であり、細菌感染の治療は抗菌薬投与ですが、膿瘍である時の治療の第一選択は排膿(膿を出すこと)となります。針を刺して膿を吸い出す方法(穿刺吸引)や、メスなどで切開して膿を出す方法(切開排膿)があります。

巻き爪(陥入爪)

巻き爪は色々な要因で起こるものです。爪が指の皮膚に食い込むことで痛みを生じ、また傷を作った場合には化膿する時もあります。程度により治療方法は変わり、爪の除去だけで改善する場合や、ワイヤーなどを用いて爪の生え方を矯正する治療法もあります。当院で行なう治療は自費診療となります。

粉瘤(アテローム)

アテロームは皮膚の垢や皮脂が皮膚の内側で袋状にたまってできる良性腫瘍です。しこりの様に触れ、通常症状もありませんが、感染を併発した場合は発赤・腫脹、痛みを伴います(感染性粉瘤)。根治治療は袋ごと切除することですが、感染性粉瘤は袋が脆くなっており、完全な切除ができない場合再発する可能性もあります。